制震ダンパー
橋台設置例
橋脚設置例
固定・可動形式における橋梁の可動支承側に制震ダンパーを設置する事で、地震力を可動側の下部構造(橋台・橋脚)にも分散させ、固定支承側の下部構造の負荷を軽減できます。これにより、既設支承の取替をせず耐震補強できたり、河川内橋脚の補強(炭素繊維・鋼板・RC巻き立て等)を省ける場合があります。
※河川内橋脚を補強する場合は、鋼矢板等を設置するため仮桟橋が必要となり、仮設が大掛かりになってしまう事が多くなります。
(炭素繊維・鋼板・RC補強も取り扱っています。)
緩衝チェーン(上・下部連結)
PCケーブル(上・下部連結)
PCケーブル(桁連結)
せん断ストッパー(鋼橋)
せん断ストッパー(Co橋)
アンカーバー構造
設計で想定されない地震動が作用したり、周辺地盤の破壊や構造部材の予測しない複雑な振動によって、想定を超える地震力や変位、変形が橋に生じる事態に対するフェイルセーフ機構として落橋防止システム(橋の形式、支承のタイプ、地盤条件等に応じて、桁かかり長、落橋防止構造、変位制限構造および段差防止構造)の設置が規定されている。
支承取替(ゴム支承)
支承取替(ロックナット式ジャッキ)
支承保護(亜鉛・アルミ合金溶射)
既設上部工の桁を仮受け部材、ロックナット式ジャッキにてジャッキアップ(3mm程度)して行い既設支承の取替を行う。
支承は、道路橋示方書・同解説(耐震設計編)に示されるレベル1地震動及びレベル2地震動に生じる水平力及び鉛直力に対して、規定される支承部の性能を満足する構造(タイプBの支承)が基本となります。
伸縮継手補修(取替)
伸縮継手補修(乾式止水)
高欄補修(取替)
伸縮装置は、桁の温度変化、コンクリートのクリープ及び乾燥収縮、活荷重等による橋の変形が生じた場合にも車両が支障なく通行できる路面の平坦性を確保し、雨水等の侵入に対して水密性を有する構造が必要となります。
乾式止水は、鋼製フィンガー伸縮装置の既設樋等が土砂の堆積や腐食で損傷した際に既設伸縮装置内における止水を目的として設置されます。
従来は、橋面より発砲ウレタンにてバックアップ処理をした後に弾性シール材を流し込む工法が主流でしたが、本工法は、橋面下にて施工ができるため、工期短縮・コスト削減等が見込めます。
高欄は、防護柵設置の基準・同解説に示される各種別毎の路面からの高さ及び地覆の形状が基準に満たない場合に取替を行います。
橋面防水(シート防水)
鋼橋塗装塗替
電気化学的補修(再アルカリ化工)
断面修復
ひび割れ補修
コンクリート保護塗装
コンクリート構造物の劣化因子、脆弱となった断面を取り除く為に、はつり処理深さを設定し、ウォータージェット工法を用いて除去を行う処理をいいます。
水にて既設コンクリートをはつる為、既設鉄筋の損傷およびブレーカー工法で発生する恐れのあるマイクロクラックを発生させる事なく施工を行えます。(WJ削孔工法も取り扱ってます。)
既設伸縮装置の撤去は、コンクリートブレーカーを用い構造物を人力とブレーカーの自重で押さえながら破砕してゆく工法が中心です。本工法は従来のワイヤーソーに必要であったワイヤーを回転させる為に必要であった水平プーリーを使用しないで、わずか15mmのスリット部にワイヤーを落とし込んで切断する画期的なものです。利点は、WJ工法と同様既設床板コンクリートに対する影響が少ないこととブレーカー工法と比較して大幅な粉塵・騒音・振動の低減が図れるため、市街地や病院近傍等施工時の環境対策に優れています。(騒音は、最大で70dB台となります。)
鋼橋塗装の1種ケレン(ブラスト処理)を行う必要がある場合、鋼材の浮き錆のみを撤去し特殊塗料(CCP-117等)を塗布することにより、下地処理を軽減して強力な防錆効果を発揮します。
既設鉄筋を非破壊(ブレーカーによる破壊を行わないで)にて配筋状況を確認する機器。
弊社で使用している機器は、3次元タイプであるので、厚さ50cm程度のPC桁であれば、放射線によるレントゲン撮影を行わずにPC鋼材位置を推定できます。
あと施工アンカーにて定着したアンカーボルトの長さを超音波の跳ね返りを利用して測定する機器。
鉄筋探査(3次元タイプ)
超音波探傷試験状況
超音波探査機